ムナクリ通信

宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。

マスクの健康被害2020.05.15

最近、マスク着用が日常的になってきていますが、一部で弊害も見られるようになっています。

実際に発生した弊害を三例ご紹介します。皆さんも注意してください。

1.接触性皮膚炎:マスクに覆われた頬に湿疹が発生します。全身性エリテマトーデスと疑われた方がいらっしゃいました。
2.脱水症状:マスク装着のため水分補給がしにくいことで、脱水症に陥ってしまいます。だるさや、筋肉痛、発熱など熱中症のような症状が出現します。これからの季節、要注意です。
3.過換気症候群:マスクを装着したまま運動をしていて、呼吸が早くなり、からだが痺れて倒れてしまいます。

マスク着用の目的は、自分から相手への飛沫感染防止のためです。いわばエチケットマスクです。
いついかなる時でもマスクをつけていなければならないという義務ではありません。

ケースバイケースでマスク脱着を行いましょう。
マスクを脱着する際には、耳にかけるゴムやひもを触るようにして、マスクの前面には触れないようにしてください。

恐怖心と攻撃性について2020.05.04

新型コロナウイルスの話題が途切れることがありません。Stay Homeに関連して、「コロナうつ」などの話題も聞かれるようになってきました。
現在、テレビやSNSなど各種の情報媒体から得られる情報は必ずしも正しい情報とは言えず、偏った情報に尾ひれ背ひれがついてウイルスのように拡散しています。

恐怖心は、脳の「扁桃体」という中枢で発生します。「大脳辺縁系」という場所の一部です。扁桃体は同時に攻撃性の中枢とも言われています。
ウイルス感染への過剰な恐怖心が扁桃体の過剰反応を引き起こして、虐待や差別、暴力などの攻撃性を誘発している可能性があります。

ロックダウン政策が長期化すると、感染に対する恐怖だけではなく、生活や仕事、社会生活への恐怖心が発生してきます。
今後、扁桃体機能にかかわる社会現象が多く見られるようになってくるかもしれません。

人類には科学や芸術といった文化があります。偏った意見で自分の行動を規定するのではなく、科学的に根拠のある多様な情報を論理的に考察して、根拠のある行動を起こしてゆくことが大切です。
一方では、音楽などの芸術に触れ、感動する体験も人間性を維持・向上させてくれます。日本国憲法第25条「健康で文化的な生活を送る権利」この権利を行使することができるのは私たち市民です。
人類の英知が結集された科学と芸術という文化を正しく生活に織り込んでゆきましょう。

If you want others to be happy, practice compassion.
If you want to be happy, practice compassion.

当院診療風景2020.04.27

市民の感染症予防意識が浸透してきているためか、感染性胃腸炎や水疱瘡、リンゴ病など感染症が減っているとの報道がありました。いかなる時でも、標準予防策は徹底したほうが良いということです。

新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大と社会情勢2020.04.13

緊急事態宣言以降、社会がざわついています。当院を受診される患者さんの一部にも、どんな症状もコロナウイルス感染に結び付けて考えるという傾向がみられるようになってきています。熱っぽかったらコロナ、咳をしたらコロナ、だるかったらコロナ。健康意識の高まりとも言えますが、過剰な思い込みは、パニックの連鎖を引き起こします。

腎盂炎で微熱のあった患者さんが、家庭では家族から「コロナだから近寄るな」と言われ、涙ながらに診察を受けるケースもありました。コロナウイルスに感染してしまった患者さんやその家族が不当な差別を受けるなどの報道も耳にするようになりました。

今回の新型コロナウイルスCOVID-19は人類が初めて遭遇したウイルスで、だれも免疫(抗体)を持っていません。ここが、季節性インフルエンザなどいわゆる風邪との違いです。抗体を持っていない人は、だれもが感染する可能性があるのです。一方、回復した患者さんはウイルスに対する免疫を獲得しているので、普通の生活に戻ることができるのです。

現在、日本で行われている自粛要請は、国民一人一人がウイルスに感染しないようにすることではありません。感染が一気に拡大して、その中に一定の割合で含まれる重症者が急増することを防ぐ目的でなされています。公衆衛生学的視点に基づく対策なのです。

個人個人の話としては、「今日は感染しないように注意しよう」、「昨日注意できたから今日も注意しよう」、もし感染してしまったら「栄養と休養をとって早く回復(免疫を獲得)しよう」、「回復したら、いつも通りに働こう」ということになります。

そして、思いやり(Compassion)の気持ちを大切にしましょう。
If you want others to be happy, practice compassion.
If you want to be happy, practice compassion.
ダライ・ラマの言葉です。病気で苦しむ人が健康になることは、社会の利益になるのです。すべては一つなのです。今回の新型コロナウイルスCOVID-19感染では日本より衛生状態、医療供給体制の悪い国の人たちが苦しんでいます。食糧難に陥る途上国が出てきています。これらの国で起きている出来事も私たちは注視する必要があります。食料を輸入に頼る日本は世界の多くの国々に支えられているからです。パンデミックに直面してしまった人類は、協力し合わなければなりません。すべては一つなのです。一国主義が台頭しないように、個人主義に陥らないように、私たちは賢く、理性的にふるまわなければなりません。

日々増加する感染者数やクラスターの話題や医療崩壊のニュースも大事ですが、パンデミックを冷静に受け止めて考察する必要があります。ハンガリーでは、新型コロナウイルス感染拡大への対策法が実施されました。無期限の非常事態と首相への権力集中、独裁です。過去にもスペイン風邪のパンデミック後にナチスが台頭し、第二次世界大戦への突入していった歴史があります。今回の新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大は、人々の理性を奪い、社会秩序を危うくする大きな試練です。人類は試されているのかもしれません。

新型コロナウイルスCOVID-19感染症は、過半の人々が抗体を獲得した時点で終息となります。重症化した患者さんは、成人スチル病や血球貪食症候群に似た高サイトカイン血症を呈します。体内で異常に激しい免疫反応が起こっているようです。これまでに私たち医師が遭遇し、治療経験を持つ類似病態があるのです。特効薬の開発やワクチンの開発に目途がつくまで、何とか重症状態を回避する治療を講じてゆくことは可能なのではないかと思います。

一人一人が、思いやりの心を持ち、すべては一つであることを忘れなければ、人類は進化してゆくことでしょう。

不要不急2020.04.04

新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大防止策の一環として、「不要不急の外出を控えること」という要請が出ています。

旺文社の国語辞典によると、
不要:必要でないこと。なくても困らない状態
不急:さし迫っていないこと。また、そのさま。
だそうです。

日常生活においては、不要不急ではないこと、つまり、絶対に必要でさし迫っていることの方が少ないということに気づきます。

徒然草第123段を思い浮かべます。「食衣住薬」があれば、裕福で豊かな生活と言えるということです。
今回のウイルス感染拡大においては、重症患者が医療アクセスできなくなる事態を避けることが一番大事です。
入院機能を持った医療機関を守らなければなりません。
私たちのような、クリニック・診療所が防波堤になって、病院機能を温存してゆく必要があるのだと感じています。

各自が「不要不急」を体感して実践することは、すべての人々が豊かな生活を送ることを約束することになるのです。

 次の5件 >>

ムナクリ通信
最近のムナクリ通信
バックナンバー
診療内容
VIMOKSA 健康余命120歳プロジェクト

Facebook