ムナクリ通信

宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。

当院診療風景2020.04.27

市民の感染症予防意識が浸透してきているためか、感染性胃腸炎や水疱瘡、リンゴ病など感染症が減っているとの報道がありました。いかなる時でも、標準予防策は徹底したほうが良いということです。

新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大と社会情勢2020.04.13

緊急事態宣言以降、社会がざわついています。当院を受診される患者さんの一部にも、どんな症状もコロナウイルス感染に結び付けて考えるという傾向がみられるようになってきています。熱っぽかったらコロナ、咳をしたらコロナ、だるかったらコロナ。健康意識の高まりとも言えますが、過剰な思い込みは、パニックの連鎖を引き起こします。

腎盂炎で微熱のあった患者さんが、家庭では家族から「コロナだから近寄るな」と言われ、涙ながらに診察を受けるケースもありました。コロナウイルスに感染してしまった患者さんやその家族が不当な差別を受けるなどの報道も耳にするようになりました。

今回の新型コロナウイルスCOVID-19は人類が初めて遭遇したウイルスで、だれも免疫(抗体)を持っていません。ここが、季節性インフルエンザなどいわゆる風邪との違いです。抗体を持っていない人は、だれもが感染する可能性があるのです。一方、回復した患者さんはウイルスに対する免疫を獲得しているので、普通の生活に戻ることができるのです。

現在、日本で行われている自粛要請は、国民一人一人がウイルスに感染しないようにすることではありません。感染が一気に拡大して、その中に一定の割合で含まれる重症者が急増することを防ぐ目的でなされています。公衆衛生学的視点に基づく対策なのです。

個人個人の話としては、「今日は感染しないように注意しよう」、「昨日注意できたから今日も注意しよう」、もし感染してしまったら「栄養と休養をとって早く回復(免疫を獲得)しよう」、「回復したら、いつも通りに働こう」ということになります。

そして、思いやり(Compassion)の気持ちを大切にしましょう。
If you want others to be happy, practice compassion.
If you want to be happy, practice compassion.
ダライ・ラマの言葉です。病気で苦しむ人が健康になることは、社会の利益になるのです。すべては一つなのです。今回の新型コロナウイルスCOVID-19感染では日本より衛生状態、医療供給体制の悪い国の人たちが苦しんでいます。食糧難に陥る途上国が出てきています。これらの国で起きている出来事も私たちは注視する必要があります。食料を輸入に頼る日本は世界の多くの国々に支えられているからです。パンデミックに直面してしまった人類は、協力し合わなければなりません。すべては一つなのです。一国主義が台頭しないように、個人主義に陥らないように、私たちは賢く、理性的にふるまわなければなりません。

日々増加する感染者数やクラスターの話題や医療崩壊のニュースも大事ですが、パンデミックを冷静に受け止めて考察する必要があります。ハンガリーでは、新型コロナウイルス感染拡大への対策法が実施されました。無期限の非常事態と首相への権力集中、独裁です。過去にもスペイン風邪のパンデミック後にナチスが台頭し、第二次世界大戦への突入していった歴史があります。今回の新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大は、人々の理性を奪い、社会秩序を危うくする大きな試練です。人類は試されているのかもしれません。

新型コロナウイルスCOVID-19感染症は、過半の人々が抗体を獲得した時点で終息となります。重症化した患者さんは、成人スチル病や血球貪食症候群に似た高サイトカイン血症を呈します。体内で異常に激しい免疫反応が起こっているようです。これまでに私たち医師が遭遇し、治療経験を持つ類似病態があるのです。特効薬の開発やワクチンの開発に目途がつくまで、何とか重症状態を回避する治療を講じてゆくことは可能なのではないかと思います。

一人一人が、思いやりの心を持ち、すべては一つであることを忘れなければ、人類は進化してゆくことでしょう。

不要不急2020.04.04

新型コロナウイルスCOVID-19感染拡大防止策の一環として、「不要不急の外出を控えること」という要請が出ています。

旺文社の国語辞典によると、
不要:必要でないこと。なくても困らない状態
不急:さし迫っていないこと。また、そのさま。
だそうです。

日常生活においては、不要不急ではないこと、つまり、絶対に必要でさし迫っていることの方が少ないということに気づきます。

徒然草第123段を思い浮かべます。「食衣住薬」があれば、裕福で豊かな生活と言えるということです。
今回のウイルス感染拡大においては、重症患者が医療アクセスできなくなる事態を避けることが一番大事です。
入院機能を持った医療機関を守らなければなりません。
私たちのような、クリニック・診療所が防波堤になって、病院機能を温存してゆく必要があるのだと感じています。

各自が「不要不急」を体感して実践することは、すべての人々が豊かな生活を送ることを約束することになるのです。

Case2-20202020.03.22

 A 62-year-old woman with rheumatoid arthritis was referred to my clinic from her primary physician. She has been treated with methotrexate(8mg/week) and adalimumab(40mg/2weeks) for a year. An X-ray examination revealed structural improvement on her joints.

新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策の考え方2020.03.11

今や世界はコロナウイルスの話題一色です。
マスクの転売や衛生用品の窃盗などの犯罪発生。
人の動きを規制・自粛することよって引き起こされる経済活動の縮小と企業業績悪化。
集団パニック現象が起こっています。

新型ウイルス感染流行の終息は、ウイルス感染治癒後に獲得される抗ウイルス中和抗体陽性者が一定数に達することで達成します。

現在、世界各国で行われている公衆衛生的な封じ込め対策(移動や集合の規制・自粛)は、ウイルス感染者の「増加速度」を緩やかにする目的で行われています。
ウイルス感染者数の抑制が主目的ではありません。

ウイルス感染者数が集団感染などで急増することで、医療対応需要が高まってしまうと、重症患者さんへの対応に支障が生じます。
感染者数が増加すれば、必然的に重症者も増加することになるからです。
限られた医療資源を有効にかつ効率よく活用するためには感染者の急増は文字通り致命的となってしまいます。

現在の新型コロナウイルス感染に対するイメージが、何となく感染を「悪」として捉えられがちなムードになっていることが気がかりです。

新型ウイルスには誰もが罹患すると言っても過言ではありません。
自分だけは感染したくないという気持ちはわかりますが、それを根拠とした利己的行為は誰の利益にもなりません。

新型コロナウイルスCOVID-19には誰もがいつか感染するのです。

集団感染による感染者の急増にブレーキがかかり、患者数の「緩やかな増加」の傾向が見えてくるようなら、普段通りの生活に戻るべきです。

人類は常にウイルスと共存しているのです。

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