ムナクリ通信

リウマチQ&Aのムナクリ通信一覧

宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。

リウマチQ&A最新の人工関節に関する情報を知りたいです。2020.11.25

Q:リウマチ歴31年。今回21年ぶりに右人工股関節の再置換手術を受けました。最新の人工関節に関する情報を知りたいです。

A:人工関節の素材、手術様式の進歩は著しいものがあります。医師が人工関節の開発に関わっている場合もあります。この分野に関しては、私では知識のアップデートが間に合いません。整形外科のエキスパート(リウマチ分野に限らず)にお話しを伺う機会があれば良いのではないかと思います。

リウマチQ&A生物学的製剤の使用についてです。2020.10.21

Q:リウマチ歴12年。生物学的製剤の使用についてです。10年ほどエンブレル使用で薬が効かなくなりゼルヤンツ錠5㎎を服用。半年過ぎてもCRPが1.77と数値が落ちないので、リウマトレックスを併用してみてはどうかといわれました。長年生物学的製剤使用にあたり副作用の問題も出てくると思うのですが、どの生物学的製剤も副作用が同じようなので、薬の効き目がなくなったら、選択する薬はあるんでしょうか?

A:たくさんの治療薬が開発されてきていますので、薬効が減弱したとしても、次の治療のアイディアはあると思います。生物学的製剤の場合、二次無効といって、いままで効いていたのに徐々に有効性が失せてゆくといった現象が知られています。ステロイドホルモンや免疫抑制剤(メトトレキサートやレフルノミド、タクロリムスなど)を併用して、二次無効を防ぐという考え方は十分にあり得ます。

リウマチQ&A近くの病院でリウマチと言われて薬を飲み始めましたが、今でも痛くて夜も眠れません。良い病院があったら教えて欲しい。2020.08.28

Q:リウマチ歴2ヶ月。今年に入って肩が痛み出し、3月に近くの病院でリウマチと言われて薬を飲み始めましたが、今でも痛くて夜も眠れません。病院では血液検査のみで、なんの検査もしませんでした。良い病院があったら教えて欲しい。

A:発症早期のリウマチ患者さんですね。治療の目的として寛解を目指すのであれば、生物学的製剤の使用を考慮すべきでしょう。そして、肩の症状がことのほか強いということであれば、肩関節にある程度の専門性を有している先生に診ていただくのが良いかと思います。つまり、生物学的製剤投与可能な整形外科医療機関が適切ではないでしょうか?

リウマチQ&A現在ステロイド剤を服用中ですが、翌日の朝の歩行や体全体がきつくなります。2018.06.05

Q:リウマチ歴2年です。現在、ステロイド剤のプレドニンを朝2.5mgだけ服用中ですが、翌日の朝は歩行や体全体がきつくなります。薬を多くしたいくないので、このままどうなのでしょうか。

A:ステロイドホルモンは非常に優秀なお薬です。人間の体内でも生理的に分泌されている成分です。リウマチの患者さんでも、肺などの内臓病変を伴っている方には必須のお薬となります。ステロイドホルモンには多くの種類があります。服用してから体の中に残留できる時間もまちまちです。そこで、早朝の症状を抑えたい場合はプレドニンなら夜に服用するといった工夫もあり得ます。また、はじめから体内残留時間の長いお薬(リンデロンなど)を利用する方法もあります。担当の先生とよく話し合ってみてください。

リウマチQ&Aリウマチと免疫UPの矛盾について2018.06.05

Q:リウマチ歴8か月です。リウマチは免疫が自分の関節を攻撃する病気だと思っていますが、病気にならないために免疫アップと言われた時の矛盾を感じます。

A:その通りですね。具体的にどのように免疫をアップするかという具体的なメッセージがないから矛盾になってしまいます。リウマチの患者さんは、元々持っている免疫がリウマチモードの異常免疫ですから、そのまま活性化されると、より異常になってしまいます。異常ではない部分だけ活性化すれば良いのでしょうが、その具体的な手立てはありません。健康食品や健康器具の販売などで「免疫アップ」という言葉を耳にしますが、厳密にいうと薬事法に抵触する表現ですので気を付けて下さい。

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