宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。
モークシャブログベガルタ仙台様より足こぎ車いす「COGY」を寄贈いただきました。2019.06.13
住宅型有料老人ホームモークシャ愛子の宗像豊です。
先日、株式会社ベガルタ仙台様より足こぎ車いす「COGY」(株式会社TESS様)を寄贈いただきました。
ベガルタ仙台のベガッ太くんも駆けつけてくださり、入居者様や職員たちと楽しいひと時を過ごしました。
右から、ベガルタ仙台「ベガッ太」くん、株式会社TESS秘書室長伊藤ちえ子様、医療法人総志会理事長宗像靖彦
ベガッ太くんから、サインと一緒に「日々精進」の言葉もいただきました。
車いすを寄贈いただきました、株式会社ベガルタ仙台様、株式会社TESS様、心より感謝いたします。
株式会社ベガルタ仙台様ではサッカーチームの運営以外に、クラブ創立25周年記念事業として「KIZUNA未来プロジェクト」という①スポーツ振興、②地域連携、③社会貢献、④復興支援の4つの柱を基盤にした活動を展開されています。
その中で、ホームゲームリーグ戦にて勝利した際の「勝利賞」として県内の医療機関や介護施設等に車いすの寄贈を行っているそうです。
足こぎ車椅子の寄贈についてのお問い合わせ
株式会社ベガルタ仙台
運営・地域連携本部 地域連携課兼復興支援室 TEL:022-216-1021
株式会社ベガルタ仙台様HP:https://www.vegalta.co.jp/
株式会社TESS様HP:http://www.h-tess.com/
病気いろいろ「腕立て伏せ」と心臓病2019.02.28

おもしろいレポートを見つけました。
腕立て伏せが40回以上できる中年男性は、10回未満しかできない同世代の男性と比べて心血管疾患(狭心症・心筋梗塞・心不全・心臓突然死)のリスクが低い!
米国のJustin Yang氏の報告(JAMA Netw Open)です。調査の対象となったのは、米国の18歳以上の男性消防士(平均年齢39.6歳)1,104名で、職業上、身体活動レベルの高い中年男性と言えます。この調査結果によると、腕立て伏せが40回以上できる男性消防士は、10回未満しかできない同世代の男性消防士と比べて、心血管疾患リスクがなんと96%も低いことがわかったそうです。
健康の維持には体力が必要ということです。
(Medical Tribune記事より)
病気いろいろCONUT(controlling nutritional status)栄養指数について2019.02.12

Controlling Nutritional Status(CONUT)指数という栄養状態を評価する指数があります。
これは、スペインの研究者が発表した栄養状態の評価方法です。食道癌手術後のリスク評価などで定評があり、現在では術後リスク評価以外にも幅広く応用されているようです。
様々な医療機関においては入院患者さんの栄養状態を把握する指数としても用いられています。
CONUT指数は、患者さんの血液検査値(アルブミン値、総コレステロール値、リンパ球数)を指数化して算出されます。これらの数値はそれぞれ、蛋白代謝、脂質代謝、免疫能を反映していますので、患者さんのトータルな健康状態を反映すると考えることもできます。当院で診察している炎症性疾患(関節リウマチや膠原病、感染症など)の患者さんでも、病態の重篤化に従って、CONUT指数は悪化します。アルブミン値の低下は、治療薬の効果・副作用にも関与します。リンパ球数は病気の勢いや感染症の合併などに関与しているようです。当院では往診で患者さんを診察する際に、CONUT指数を参考にしています。以前、CONUT指数は悪いものの、一見安定していた患者さんが、急に病態変化を起こしたことがありました。一般診察では把握しきれない体の変調をつかむための参考となる可能性があります。一方、病態が不安定で体調の悪い患者さんでも、CONUT指数が改善するとともに、病態が安定化してきたというケースもありました。CONUT指数が変動しやすい、高齢者や炎症性疾患を持っている患者さんには、CONUT指数に良い結果をもたらす治療方針(薬剤の選択や栄養管理指導など)を立ててゆくように心がけています。
院長日記モークシャタウン記念講演会開催のご報告2019.01.25
平成31年1月20日、モークシャタウン記念講演会を開催しました。
「子供たちに託す平和社会」のテーマで、戦場カメラマン渡部陽一氏にご講演いただきました。
病気いろいろ煙草の有害性2018.12.11

喫煙が関節リウマチにとって最大のリスクであることはすでにご紹介していましたが、健康な生活にはやはり有害であることがあらゆる分野で証明されています。煙草は「百害あって一利なし」です。
喫煙に関する興味ある研究結果が報告されましたのでご紹介します。
①米国からの報告です。バーやレストラン、職場など多くの人が集まる場所を全面禁煙とする「スモークフリー政策」が導入された地域の非喫煙者では、そうでない地域の非喫煙者と比べて収縮期血圧値の低下が認められたそうです。つまり、「スモークフリー政策」が導入されていない地域では非喫煙者でも受動喫煙によって血圧が上昇していたということです。
②東北大学国際歯科保健学分野(相田准教授)からの報告です。約9万6千人を20年間追跡調査した結果、男性で一日20本以上吸う喫煙者は、非喫煙者に比して交通事故の死亡リスクが1.54倍高くなるとのことです(女性には喫煙者人数が少なかったために統計解析データが出ませんでした)。