宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。
院長日記新型コロナウイルスの感染経路2021.03.29
新型コロナウイルスの主な感染経路は飛沫感染による、「人ー人」感染です。このため、三密(密接・密集・密閉)を避けるようにと注意されています。皆さんは、すでに十分に注意し、三密を避けていると思います。しかしながら、最近、宮城県では新型コロナウイルスの感染者が急増しています。当院でも数名の患者さんを診る機会がありました。すべての患者さんは、十分に注意して三密を避けていました。それでも感染してしまったわけです。
そこで、「人ー人」感染以外の感染経路を疑わざるを得ないと考えています。接触感染による、「物ー人」感染です。新型コロナウイルスは物に付着した後も24時間以上生きて続けることがわかっています。物に触ったときに、手指に付着したウイルスは、手指で顔を触ることを介して、眼・鼻・口の粘膜から体内に侵入してしまいます。
不特定多数の人が触れる商品棚の袋商品(食べ物)などは感染源となり得ます。お店で袋商品を購入したとして、多くの人は帰宅後手を洗って、商品の包装を開いて、口に入れると思います。しかし、袋にウイルスが付着していたとしたら、包装を開いた後にもう一度手を洗わなければなりません。手指はウイルスに汚染されているのです。特に、ポテトチップスなどの袋菓子は、袋を持ちながら食べることもあると思います。袋に入った食べ物は、自宅にあるきれいな容器に移した方が良いと思います。そして、袋を捨ててから、手を洗って食べるようにしてください。
Yasuhiko MUNAKATA M.D., Ph.D.
医療法人総志会理事長
宗像靖彦クリニック院長
昭和63年 東北大学医学部卒業
平成02年 東北大学医学部大学院に進学(リウマチ膠原病の研究を行う)
平成08年~ 米国ハーバードメディカルスクール・ダナファーバー癌研究所に留学
平成10年~ 東北大学病院 血液免疫科にて臨床・研究・教育に従事
平成17年~ 医療法人美瑛 理事長就任
平成25年 宗像靖彦クリニック開設
平成26年 医療法人総志会 理事長就任