ムナクリ通信

宗像靖彦クリニックでは、健康生活に必要なあらゆる情報発信をしております。
もっと詳しくお聞きしたい事や、他に知りたい内容などございましたら、スタッフにお伝えください。

リウマチ・膠原病患者さんへの新型コロナウイルスワクチン接種について2021.02.12

リウマチ・膠原病治療中の患者さんの新型コロナウイルスワクチン効果を得やすくするため、アメリカリウマチ学会から治療薬毎の新型コロナウイルスワクチン接種目安が示されました。

1. アザルフィジン・アラバ・プラケニル・セルセプト・イムラン・エンドキサン・タクロリムス・シクロスポリン・抗TNF抗体製剤・抗IL-6抗体製剤・抗IL-17抗体製剤・ベンリスタ・ステロイドホルモン:ワクチン接種はいつでも可能です。治療薬投与方法の変更も不要です。

2. メトトレキサート:病気の状態が安定していればワクチン接種はいつでも可能です。薬の投与方法の変更も不要です。病気が安定せずメトトレキサートを増やした場合などは、ワクチン接種後、一週間はメトトレキサートの服用を控えた方が良いでしょう。

3. JAK阻害薬(ゼルヤンツ・オルミエント・スマイラフ):ワクチン接種後一週間は治療薬の服用を控えた方が良いでしょう。

4. オレンシア点滴:第一回目のワクチン接種に限って、オレンシア投与後、28日目にワクチンを接種し、7日の間をおいてオレンシアを投与(オレンシアの投与間隔が35日間になります)した方が良いでしょう。第二回目のワクチン接種での制限はありません。

5. オレンシア皮下注射:第一回目のワクチン接種に限って、ワクチン接種日の前後7日間のオレンシア投与は控えた方が良いでしょう(オレンシアを一回休薬することになります)。第二回目のワクチン接種での制限はありません。

以上は、あくまでも目安です。病気の状態によって変更することがありますので、担当医師との相談が必要となります。

ムナクリ通信
最近のムナクリ通信
バックナンバー
診療内容
VIMOKSA 健康余命120歳プロジェクト

Facebook