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院長日記老人ホーム建設の意義について2018.02.18
先日、「建設新聞」に当法人の老人ホーム建設計画の記事が掲載されて、多くの質問が寄せられています。今、何故老人ホーム建設を行うのか、その意義について説明させていただきます。
少子高齢化によって国力が衰えてきています。2025年には、団塊の世代が75歳に達し、医療介護の費用負担が増大します。医療介護にかかわる費用負担の多くは、就労者に依存することになります。釣り鐘型の日本の人口構成が理想的なピラミッド型に戻るまで、この衰退傾向は持続します。人口構成の是正には数百年の年月を要します。私はその間に日本という国が亡くなってしまうのではという危機感を強く抱いています。
「今」を生きている国民が、将来を託す子供たちのためにできることをすべてしておかなければなりません。私は医療人として、今提案できることを全身全霊のすべてをかけてしておきたいと思っています。国は「地域包括ケアシステム」というマスタープランを発表し、国力の衰退に歯止めをかけようとしています。私たちの提案する老人ホーム建設は「地域包括ケアシステム」という問いかけに対する、民間からの具体的な返答なのです。
私たちの老人ホームでは医療介護度の高い方を対象として計画しており、以下の点について明確なプレゼンスを示してゆきます。
①患者さんのご家族を介護負担から解放し、介護離職・介護休職ゼロを実現します。
②入所された方に対しては、リハビリなどの積極的自立支援を促し、医療度の低下を目指します。
③急性期病院の後方支援を行い、急性期病院の介護負担を軽減します。
Yasuhiko MUNAKATA M.D., Ph.D.
医療法人総志会理事長
宗像靖彦クリニック院長
昭和63年 東北大学医学部卒業
平成02年 東北大学医学部大学院に進学(リウマチ膠原病の研究を行う)
平成08年~ 米国ハーバードメディカルスクール・ダナファーバー癌研究所に留学
平成10年~ 東北大学病院 血液免疫科にて臨床・研究・教育に従事
平成17年~ 医療法人美瑛 理事長就任
平成25年 宗像靖彦クリニック開設
平成26年 医療法人総志会 理事長就任