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病気いろいろ抗菌薬(抗生剤)について2018.12.10
薬剤耐性菌(抗菌薬が効かない細菌)の種類と感染者が増加してきて、世界的に大きな問題になっています。薬剤耐性菌感染症では治療手段が無いということになりますので、確実に死に至る病と言わざるを得ません。薬剤耐性菌が発生する原因は、不適正な抗菌薬使用によることが多いとされています。まずは、発熱があるとすぐに抗菌薬を服用するという概念は是正する必要があります。これは処方をする医師も、調剤をする薬剤師も、お薬を服用する患者さんも注意しなければなりません。風邪の季節になりましたのでなおさら注意が必要です。
さて、ここで問題です。以下の4つの問い(〇×式です)に正しく答えられますか?
①抗菌薬の不必要な使用により抗菌薬の効果がなくなってしまう。
②抗菌薬には副作用がある。
③抗菌薬はウイルスを排除する。
④抗菌薬はかぜやインフルエンザに有効である。
(設問は国立国際医療研究センターの鎌田氏によるものです)
答えは①〇、②〇、③×、④×でした。
Yasuhiko MUNAKATA M.D., Ph.D.
医療法人総志会理事長
宗像靖彦クリニック院長
昭和63年 東北大学医学部卒業
平成02年 東北大学医学部大学院に進学(リウマチ膠原病の研究を行う)
平成08年~ 米国ハーバードメディカルスクール・ダナファーバー癌研究所に留学
平成10年~ 東北大学病院 血液免疫科にて臨床・研究・教育に従事
平成17年~ 医療法人美瑛 理事長就任
平成25年 宗像靖彦クリニック開設
平成26年 医療法人総志会 理事長就任