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理学療法開始のお知らせ2021.06.23

筋骨格・関節疾患の一部の病態に対して、これまでの診療・治療に加え、徒手的理学療法の補助治療を行うことにしました。

●適応病態:脊椎関節炎・仙腸関節障害

●治療方法:AKA博田法

▼治療日程
火曜日(17時~18時)
木曜日(17時~18時)
金曜日(16時~18時)
土曜日(09時~18時)

●治療予約:通常診察時に医師が判断します。

2021年 年頭所感2021.01.01

あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルスCOVID-19のパンデミックが発生し、人類にとって大きな禍の年でした。この出来事は、我々人類が決して「万物の霊長」ではなく、大きな自然の営みの中に組み込まれ、多くの生命と「共生」していることをあらためて思い起こすきっかけとなりました。

我々人類の営みは、自然環境を破壊する方向に進み、核兵器の保有など地球を破壊に導くリスクを最大化してきています。国家の対立、民族の対立、宗教の対立、個人の対立など私たちは様々な「対立」の局面にさらされています。対立することで格差が発生し、「共生」のチャンスが消滅します。大自然の営みの中で、我々人類は「共生」を当然のものとして受け入れ、あらゆる「対立」を放棄してゆかなければならないのです。

私たち医療法人総志会の進める「モークシャタウン計画」のモークシャはサンスクリット語で「解脱」を意味します。対立の概念から発生するあらゆる煩悩を鎮め、一人一人が穏やかに自然環境・社会環境のなかで共生できる街づくりが計画の骨子でもあります。

モークシャタウンは開設から二年が経過し、三年目に入りました。おかげさまをもちまして「モークシャ愛子」「宗像靖彦クリニック」ともに大過なく計画通りに運営することができており、皆様方に心より感謝申し上げます。当法人ではこれまで通り「健康寿命120歳プロジェクト」を通して健康寿命延伸による医療費抑制、医療介護負担に伴う社会資本喪失抑制に資することを目標とします。当法人では以下の三項について、取り組みの深化を計画しています。

1)地域医療・介護環境の整備
医療・介護の地域格差は「共生」を阻む「対立」要因です。仙山生活圏での医療・介護連携の更なる拡大・深化を行ってゆきます。経営連携・経営支援も念頭に置いた「企画室」を当法人内に設置します。また、インターネットを介したリモート診療会議・研究会のプラットフォームを構築します。

2)多業種連携
私たちは日頃職業を通じた「職業奉仕」を行っていますが、コロナ禍は多職種にダメージをもたらしました。自社利益のみを追求する経営スタイルが大きなリスクとなり、高い倫理観に裏付けられた職業行為こそが、社会利益に貢献する真の「職業奉仕」であることが実証されました。個々の職業人の多様な能力を「社会奉仕」に連結し、国際社会の現状を理解し人類が地球上で「共生」するための「親善」への貢献を可能とする、他業種による社会奉仕団体設立を支援します。

3)働く機会の創出
当法人及び関連団体の事業裾野を拡大し、社会貢献意欲の高い方々に年齢を問わず活躍していただけるチャンスを創ってゆきたいと思います。

総志会は「共生」する社会、「モークシャタウン」の具現を証明してゆかなければならない責務と共にあります。今後、ますます皆様方のご理解、ご指導、ご鞭撻が必要となってきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和3年1月1日 
医療法人 総志会
理事長 宗像靖彦

新型コロナウイルス抗体検査試薬の寄贈をおこないました2020.05.18

5月15日、当法人ではCOVID-19感染症の免疫学的臨床研究を支援するために、抗体検査試薬を仙台医療センターウイルスセンター様に寄贈させていただきました。

新型コロナウイルスCOVID-19感染症を免疫学的視点から解釈するために抗ウイルス抗体検査が有用です。
現行で行われているRT-PCR検査は特異度が高いものの、感度はおおよそ60%と推定されています。
このため、COVID-19感染が強く疑われるものの、RT-PCR検査陰性になる症例や、RT-PCR検査陰性化後の再陽性化などの症例が問題となっています。
一方、COVID-19パンデミックの終息には、集団免疫獲得の実態把握が必須となります。
今回の、寄贈はこのような医学的理由に基づくものです。

当院でのCOVD-19(新型コロナウイルス)への対応について2020.02.19

中国湖北省または浙江省への渡航歴なく、また渡航歴ある方との濃厚接触がない方からも感染が確認されています。
当院の対応については、以下の通りとさせていただきます。

新型コロナウイルスへの対応

令和2年 年頭所感2020.01.06

あけましておめでとうございます。

モークシャタウンを開設し、一年が経過しました。昨年当法人では、クリニック併設型老人ホーム「モークシャ愛子」の運営を新規に開始しました。仙台市中心部から移転した「宗像靖彦クリニック」の運営も併せて、計画通りの進捗を示すことができております。これもひとえに関係各位のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。

さて、昨年我が国の出生数は90万人を切りました。死亡数がおおよそ140万人ですので、人口減少問題は危険域の深部に達しています。特に、東北地方においては度重なる自然災害や高齢化による産業基盤の脆弱化が深刻で、都心地域への人口流出も加わり生活の基盤そのものが失われかねない状況にあります。

医療法人総志会では「健康寿命120歳プロジェクト」、「モークシャタウン計画」の推進を通して、健康寿命延伸による医療費抑制、医療介護負担に伴う社会資本喪失抑制に資することを目標としてきました。「モークシャタウン」の設立・運営はこれらの目標を具現化することに他なりません。我が国の少子高齢化が加速してきており、私たちは計画進行を急がなければならない状況にあります。これまで以上に、皆様のご理解とご協力をいただきながら、以下の点について特に注力してまいりたいと思います。

1)地域医療・介護環境の整備
愛子は仙山生活圏の中心に位置しています。東北地方における生活基盤の脆弱化は、自治体の枠を超えて乗り越えなければなりません。経済交流などを通じて共通の生活圏を形成している山形と仙台を共同体とみなし、医療・介護連携を通じてセーフティーネットの形成を行ってゆきます。

2)多業種連携
医療・介護は衣食住の生活に常に密着しています。特に「食」については生活習慣病など疾病の発生や、治療にも大きな関与が考えられています。医療・介護の提供の効率化と有効性強化には、様々な職種からのご協力が必須です。

3)働く機会の創出
仙山生活圏は豊かな第一次産業の基盤があります。少子高齢化の進む東北地方にあっても、働く機会を求める方々が多い地域です。また、ご高齢の方には、豊かな人生経験に基づいた知恵があります。社会貢献意欲の高い方々、一人一人の思いにお応えできるようなチャンスを創ってゆきたいと思います。

どの目標も、今年一年で解決可能な課題ではありません。常に努力し、推進してゆくべき課題です。モークシャタウン発足一年が経過し、総志会は地域への具体的な貢献を示してゆくことができるよう、職員一同今後も真剣に邁進して行く決意です。

本年もよろしくお願いいたします。

令和2年1月1日 
医療法人 総志会
理事長 宗像靖彦

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