山形新聞「新春トップインタビュー」に掲載されました。2020.01.09
2020年1月3日発行の山形新聞「新春トップインタビュー」に、当院院長のインタビュー記事が掲載されました。
山形新聞をご購読の方は是非ご覧ください。
河北新報「新春トップインタビュー」に掲載されました。2020.01.06
2020年1月4日発行の河北新報「新春トップインタビュー」に、当院院長のインタビュー記事が掲載されました。
河北新報をご購読の方は是非ご覧ください。
令和2年 年頭所感2020.01.06
あけましておめでとうございます。
モークシャタウンを開設し、一年が経過しました。昨年当法人では、クリニック併設型老人ホーム「モークシャ愛子」の運営を新規に開始しました。仙台市中心部から移転した「宗像靖彦クリニック」の運営も併せて、計画通りの進捗を示すことができております。これもひとえに関係各位のお力添えの賜物と、心より感謝申し上げます。
さて、昨年我が国の出生数は90万人を切りました。死亡数がおおよそ140万人ですので、人口減少問題は危険域の深部に達しています。特に、東北地方においては度重なる自然災害や高齢化による産業基盤の脆弱化が深刻で、都心地域への人口流出も加わり生活の基盤そのものが失われかねない状況にあります。
医療法人総志会では「健康寿命120歳プロジェクト」、「モークシャタウン計画」の推進を通して、健康寿命延伸による医療費抑制、医療介護負担に伴う社会資本喪失抑制に資することを目標としてきました。「モークシャタウン」の設立・運営はこれらの目標を具現化することに他なりません。我が国の少子高齢化が加速してきており、私たちは計画進行を急がなければならない状況にあります。これまで以上に、皆様のご理解とご協力をいただきながら、以下の点について特に注力してまいりたいと思います。
1)地域医療・介護環境の整備
愛子は仙山生活圏の中心に位置しています。東北地方における生活基盤の脆弱化は、自治体の枠を超えて乗り越えなければなりません。経済交流などを通じて共通の生活圏を形成している山形と仙台を共同体とみなし、医療・介護連携を通じてセーフティーネットの形成を行ってゆきます。
2)多業種連携
医療・介護は衣食住の生活に常に密着しています。特に「食」については生活習慣病など疾病の発生や、治療にも大きな関与が考えられています。医療・介護の提供の効率化と有効性強化には、様々な職種からのご協力が必須です。
3)働く機会の創出
仙山生活圏は豊かな第一次産業の基盤があります。少子高齢化の進む東北地方にあっても、働く機会を求める方々が多い地域です。また、ご高齢の方には、豊かな人生経験に基づいた知恵があります。社会貢献意欲の高い方々、一人一人の思いにお応えできるようなチャンスを創ってゆきたいと思います。
どの目標も、今年一年で解決可能な課題ではありません。常に努力し、推進してゆくべき課題です。モークシャタウン発足一年が経過し、総志会は地域への具体的な貢献を示してゆくことができるよう、職員一同今後も真剣に邁進して行く決意です。
本年もよろしくお願いいたします。
令和2年1月1日
医療法人 総志会
理事長 宗像靖彦
関節リウマチの原因は?2019.12.25
関節リウマチは、いつ誰がかかってもおかしくない身近な病気です。
関節リウマチの原因は完全には解明されておりませんが免疫の異常によるものと考えられ、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することもあります。
関節リウマチ発症のしやすさに遺伝的な要因があるのは確かのようですが、発症に関する要因の大部分は、感染症や喫煙などの環境要因なのです。
リウマチの原因として考えられるものについては、下記のページに詳細を記載しておりますので、是非ご覧ください。
原因不明の痛みや症状を抱えている方はまずはご相談ください2019.09.03
日常生活の中で、ひざや関節(節々)が痛くなることはたくさんの方が経験されています。その原因は加齢や肥満、筋肉の衰えなど様々な原因が考えられますが、中には「関節リウマチ」を発症されている方もいらっしゃいます。
ただ、こうした痛みを抱えていてもなかなか「リウマチかも」とすぐに思いつく方は少ないでしょう。
実際、リウマチ患者さんの多くは「ただの加齢のせいかも・・」「腱鞘炎かな?・・」となかなか来院に踏み出せずに受診が遅れる傾向にあります。
「関節リウマチ」と正確に診断するのは鑑別のための経験と知識が必要になります。長びく痛みなどちょっとした不安な症状がありましたらまずはお気軽に当院にご相談ください。
関節リウマチは病気が進行していけば、明らかに「リウマチ」だとわかる症状がでてきますが、そのはじまりははっきりしません。関節リウマチは「できるだけ早い治療」が関節の変形を防ぎます。難しい言葉を使えば、機能予後と生命予後を劇的に改善させることができるのです。
初期症状は「過労やストレス?」と思いがちですが自己判断せずに以下のような初期の症状が現れた時には、早めに受診ください。
□ 朝起きてしばらく関節が思うように動かない
□ 手に力が入らない
□ こわばりがあって動かない
□ 手の指の痛みと腫れ
□ 手の関節の痛みと腫れ
□ 膝や足・肩・肘などどこかの関節の痛みと腫れ
□ 朝起きた時の腰の痛み
□ 関節の脱臼
□ 関節の変形
□ 発熱
□ 疲れやすい
□ だるい
□ 食欲がない
□ 貧血が続いている
□ 指先が白くなる
関節リウマチ発症早期の自覚症状で最も多いのが「こわばり」です。
「こわばり」とは関節が思うように動かない状態で、重い物を持った時にしばらく手が曲げられなくなったり、こぶしが開かなくなったりします。さらに進行すると軟骨や骨が破壊されて、関節が脱臼したり変形したりしてしまいます。
関節リウマチは女性に多い病気です。30歳代、40歳代の女性は仕事や家事、育児などで忙しい境遇であることが想像できますが、初期症状でのできるだけ早い治療が大切です。
「我慢できる程度のこわばり」であっても、「痛み止めで対処できる程度の関節の痛み」であっても、これらの症状を経験されている方は、ためらうことなくご相談ください。