モークシャタウン計画について2018.03.01
当医療法人ではJR仙山線愛子駅前に老人ホーム建設を計画しております。この事業計画は「モークシャタウン計画」として現在推進中です。
「モークシャ」(VIMOKSA:毘目叉)はサンスクリット語で「解脱」を意味します。「モークシャタウン計画」は「解脱の街づくり計画」という意味です。私たちは単に老人ホームを建設し、経営することを目的にはしていません。老人ホームのある「街」をつくろうとしています。様々な世代の人々が、生命を大切にし、それぞれの役割を果たしながら社会参加してゆくような街を目指しています。この街では「生命」を最大価値として中心に据えています。当法人の経営理念「兼愛」は墨子の「墨家十論」に基づいていますが、「モークシャタウン」の設立理念はまさに「墨家十論」の実践なのです。
「モークシャタウン」では高齢化社会における医療・介護提供の効率化、高度な実効性を目指します。家庭における介護負担を軽減し、介護離職・介護休職ゼロを目指します。そして将来計画では、以下の三点も検討しています。
①高齢者の社会貢献機会(雇用)を提供すること。
②地域の子供たちが高齢者の体験を聴き、高齢者から学ぶ教育機会を設けてゆくこと。
③「モークシャタウンミーティング」を開催し、これからの日本における地域社会・産業・教育のありかたを幅広く議論すること。
「モークシャタウン」では様々な世代の人々が、生き生きと交流し、世代ごとの役割を果たしてゆきます。人と人とが心でつながってゆきます。将来を背負う子供たちのために社会資産を残してゆきます。「モークシャタウン」はこのような街に育ってゆくことでしょう。
「モークシャタウン計画」はこれからの日本の国家基盤となる地域モデルを提案する事業なのです。
建設新聞一面に掲載されました2018.02.14
2018/02/14付けの建設新聞一面に、「医療法人総志会介護施設」(仮称)の新築計画の記事が掲載されました。
「医療法人総志会介護施設」(仮称)は、大和ハウスの設計・施工で3月着工、8月下旬完成の予定の有料老人ホームです。(敷地面積は4091㎡。S3F延べ2749.5㎡)建設地は仙台市広瀬文化センターの西側隣接地となる仙台市青葉区下愛子観音堂になります。
施設詳細はまた随時ホームページでもご案内いたします。
TKC医業経営情報2018年1月号に掲載されました。2018.01.05
2018年1月号「TKC医業経営情報」に当院院長のインタビュー記事が掲載されました。
「健康寿命を支えるクリニック」として4ページにわたり掲載されています。
河北新報「新春トップインタビュー」に掲載されました。2018.01.05
2018年1月5日発行の河北新報朝刊「新春トップインタビュー」に、当院院長のインタビュー記事が掲載されました。
当院の「健康寿命120歳プロジェクト」についてお話させていただきました。河北新報をご購読の方は是非ご覧ください。
平成30年年頭のご挨拶2018.01.04
あけましておめでとうございます。新春を迎え、ご挨拶を申し上げます。
日本の医療費は42兆円です。国家予算が97兆円ですから、医療費の増大が深刻な国家問題であることは明白です。薬剤費を抑え、医療費の削減を試みようとしていますが、焼け石に水と言えるでしょう。このままでは、子供たちに豊かな日本を託すことはできません。
昨年、「健康寿命120歳プロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは、健康寿命を延長することで医療費の支出を抑え、患者さんの社会貢献機会を増やしてゆくことを目的としています。医療機関での患者さんに対する治療目的は、患者さんが単に病気を回復させるだけではなく、治療の結果、患者さん個々が社会参加し、社会貢献をしてゆくことをイメージしたものでなければなりません。医療サービスの面では、本年も患者さんの社会貢献を目的とするコンセプトに変更はありません。健康寿命に大きくかかわる「関節リウマチ」「骨粗鬆症」「変形性関節症」にはこれまで以上に注力してゆきたいと思います。一方、高齢者の急性期以降における病態管理では、我が国の医療費の多くが投入されている分野ですが、健康寿命の延長に十分な効果があがっていません。疾病を抱えた高齢者に対して積極的な健康管理を行うためには、病院機能に依存することなく、クリニックなどの無床診療所と老人ホームが緊密に連携する完全医療対応型老人ホームの稼働がベストモデルです。このモデルでは、自宅で患者さんの介護をしなければならない家族の負担を大きく軽減することも期待できるため、家族の社会貢献機会も増大することが可能です。今年、当医療法人では、完全医療対応型老人ホーム事業に参入してゆく予定です。
私たちは、幅広い年齢層の人たちが、それぞれの役割を果たしながら社会貢献できるような健康社会(コミュニティー)を創ってゆきたいと思っています。
平成30年1月1日
医療法人総志会
理事長 宗像靖彦