患者さんへのお知らせ一覧
平成30年年頭のご挨拶2018.01.04
あけましておめでとうございます。新春を迎え、ご挨拶を申し上げます。

日本の医療費は42兆円です。国家予算が97兆円ですから、医療費の増大が深刻な国家問題であることは明白です。薬剤費を抑え、医療費の削減を試みようとしていますが、焼け石に水と言えるでしょう。このままでは、子供たちに豊かな日本を託すことはできません。
昨年、「健康寿命120歳プロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは、健康寿命を延長することで医療費の支出を抑え、患者さんの社会貢献機会を増やしてゆくことを目的としています。医療機関での患者さんに対する治療目的は、患者さんが単に病気を回復させるだけではなく、治療の結果、患者さん個々が社会参加し、社会貢献をしてゆくことをイメージしたものでなければなりません。医療サービスの面では、本年も患者さんの社会貢献を目的とするコンセプトに変更はありません。健康寿命に大きくかかわる「関節リウマチ」「骨粗鬆症」「変形性関節症」にはこれまで以上に注力してゆきたいと思います。一方、高齢者の急性期以降における病態管理では、我が国の医療費の多くが投入されている分野ですが、健康寿命の延長に十分な効果があがっていません。疾病を抱えた高齢者に対して積極的な健康管理を行うためには、病院機能に依存することなく、クリニックなどの無床診療所と老人ホームが緊密に連携する完全医療対応型老人ホームの稼働がベストモデルです。このモデルでは、自宅で患者さんの介護をしなければならない家族の負担を大きく軽減することも期待できるため、家族の社会貢献機会も増大することが可能です。今年、当医療法人では、完全医療対応型老人ホーム事業に参入してゆく予定です。
私たちは、幅広い年齢層の人たちが、それぞれの役割を果たしながら社会貢献できるような健康社会(コミュニティー)を創ってゆきたいと思っています。
平成30年1月1日
医療法人総志会
理事長 宗像靖彦
皮膚保湿剤について2017.10.30
平成29年9月14日付健康保険組合連合会からの報告です。保険診療での皮膚保湿剤処方は、アトピー性皮膚炎などに対して行われますが、最近では「美容目的」での使用が目立っているとのこと。そして、このような不適正使用による薬剤費が年間93億円に上るとの報告です。
保険診療の運用については、当院でもより適正に運用するよう気を付けてゆきたいと思います。ご理解くださいますようお願いいたします。
当院予約診療の問題点2017.10.23
当院の予約診療は管理予約制(病態管理上、来院が必須の患者さんの次回来院日時を約束する)を敷いています。この管理予約制の下で、予約通りに来院しなかった患者さんの割合(予約キャンセル率)はこれまでの月平均で、おおよそ7%です。その中で、2/3の患者さんからは予約キャンセルの連絡がありましたが、1/3の患者さんは予告なしのキャンセルです。
予約の取得は、診察中に行われますので、当然のことながら診察時間を割いて予約取得の作業をしています。診察室内での予約取得作業は一人当たり平均2分間を要していますので、予約のキャンセルに伴って発生した診療時間のロスは一月当たり3時間前後になります。これに伴って、以下の3つの問題点が発生します。
① 診察時間のロスにより、診療機会が失われてしまっている。
② 予約を必要とする患者さんの、予約機会が失われてしまっている。
③ キャンセル者の予約外来院により、予約外緊急来院患者さんの診察待ち時間が発生する。
予約診療の場合、キャンセルという行為が、他の患者さんに迷惑がかかることが最大の問題です。特に、連絡なしのキャンセルは、診察枠のクレジットを残したままになるため、他の予約を必要とする患者さんの診察予約を排除することになります。我が国の医療制度は「おたがいさま」の精神に立脚して成り立っていることを考えると、医療における「予約」の在り方をより深く研究する必要がありそうです。
「日本リウマチ友の会 宮城支部」講演会のご案内2017.10.02
10月8日(日)に下記の通り、リウマチ友の会宮城支部で講演させていただきます。
お時間のある方は是非ご参加下さい。
日時:2017年10月8日(日)13:00~16:30(受付 12:30~13:00)
会場:仙台市シルバーセンター6F 第2研修室
住所:仙台市青葉区花京院1-3-2 TEL/022-215-3191

健康寿命120歳プロジェクト2017.08.17

今後ますます進行する超高齢化社会は、社会構造を一変し様々な不具合をもたらします。特に、医療・社会保障制度においては給付の大幅な増大に見合うだけの財源確保にめどが立っていません。現在の日本の医療・社会保障制度は「おたがいさま」を具現化した、他に類を見ないほど充実した理想的な制度です。給付の合理化と財源確保の努力をしつつ、将来を担う子供たちを健全に育む環境造りをしてゆくことが急務です。
私たち医療機関の努力が、少しでも国家利益に資することがあるとすれば、国民の健康管理に積極的なお手伝いをすることで、健康寿命を延長し、皆さんがいつまでも生き生きと社会参加できるような条件整備をすることです。人間の生物学的な寿命は120歳と言われています。皆さんが、120歳まで健康で社会貢献できるような環境を創り出すことで、現在の超高齢化社会の不具合は緩やかに是正されてゆきます。この間に人口ピラミッドの適正化が得られれば、社会の健全化が可能となるのです。健全化には100年以上の長い年月がかかります。しかし、今すぐにでも取り組まなければ、社会の衰退確率が高まっていくことは明白です。
医療法人総志会では提携各機関と協同し、「健康寿命120歳プロジェクト」を推進します。以下の点について重点的に取り組んでまいりたいと思います。
①健康創造意識・自己管理の啓発
②社会参加を目標とした医療提供
③生活習慣病の予防・克服
④健康寿命を脅かす疾病の早期発見・治療
⑤社会満足度向上を目標とした患者さんの治療満足度の向上
平成29年8月15日
医療法人総志会
理事長 宗像靖彦



