第9回異と和~違いが調和を紡ぐ時代へ~議事録2025.10.14
令和7年10月5日
仙台奥羽ロータリークラブ10月臨時例会
MRオープンカフェ第一部
現代のお買い物を考える~リアル店舗の未来~
発表者
● ファシリテーター: ブリストル・マイヤーズ スクイブ 森田将仁氏
要約
リアル店舗の現状と歴史について説明し、現在のオムニチャネル型店舗の主流性とECサイトの発展について共有した。参加者たちは実店舗訪問の理由について議論し、大型・高価な商品や食品など特定カテゴリーでは実店舗が有利であることを確認した。会議では体験型店舗の重要性とリアル店舗の将来性について話し合い、テクノロジーの進化に伴う変化と個人的な接点の価値について合意した。
概要
日本リアル店舗の変化と将来
リアル店舗の未来と現代の買い物環境について話し、世界の小売業トップ10に日本企業が入っていない現状を紹介した。日本のリアル店舗の歴史と業態の変化について説明し、現在はオムニチャネル型の店舗が主流となっていることを共有した。ECサイトの発展についても触れ、インターネットバブルの頃から現在のスマートフォン利用によるネットショッピングの進化を説明した。
実店舗訪問の必要性議論
実店舗への訪問理由についてのディスカッションを主導し、参加者から様々な回答が得られた。
・身に付ける品物や高価な商品について、ネットでは正確な感覚や品質を判断できないため実店舗を訪れる必要がある。
・靴や食品の鮮度や偽造懸念。
・趣味の品やキャンプ用具についてはネットでの選択を好む。
参加者たちは実店舗とネットショッピングの長所と短所を比較し、特に大型や高価な商品、食品、サイズの確認が必要な商品については実店舗での購入が有効であるという結論に達した。
オンラインショッピングと実店舗の比較
オンラインショッピングと実店舗の比較について議論し、生鮮食品や化粧品などの特定の商品カテゴリーでは実店舗が有利であることを確認した。参加者たちは、サイズやカラーの確認が必要な商品や高価な商品については実店舗で購入したいと考えている一方、ECサイトは商品の種類や価格比較の豊富さで有利であることを共有した。会議では、体験型店舗の重要性が議論され、ナイキやユニクロなどの例を通じて、海外での進化と日本の追随状況について話し合われた。
リアル店舗の将来性議論
ファシリテーターがリアル店舗の将来性について議論をリードし、参加者たちは実店舗が減少する一方で、特に専門店や個人的な選び方ができる店舗は残る可能性があると合意した。参加者たちは、テクノロジーの進化により購入プロセスが簡素化される一方で、体験やサービス、個人的な接点が価値を提供し続けることが重要だと議論した。