治験実施に関するお知らせ2018.06.05
今後しばらく、新規案件の受託を控えさせていただきます。
宗像靖彦クリニックでは、臨床試験の積極的実施を通して、新薬開発にご協力させていただいてきました。当院では治験実施について独自のノウハウを蓄積し、いずれの治験においても100%の実施率を提供してきました。正確でスピーディーな治験実施の運用モデルを提示することができていると考えております。
しかしながら、かねてより問題視されている日本での臨床試験の非効率性、コスト高への寄与インパクトは十分ではありませんでした。現行の臨床試験体制は、SMOへの依存度が高いため、臨床試験のすべてにわたる過程の効率性、コストをベストな状態にコントロールすることができておりません。このような臨床試験全体プロセスの不具合が、最終的には薬価に反映するといった悪循環に陥っています。これらの問題点をすべて解決するためには、製薬会社と臨床試験実施機関がダイレクトに結びつくことのできる治験実施体制が必要です。
当院では、臨床試験の効率化、適正コストを目指した臨床試験受託体制の確立を目指してゆきたいと思います。このためには、院内体制の確立と協力医療機関のネットワーク確立が必要となります。当法人の治験管理室では、当院の目指す治験実施体制を向後3年かけて構築してゆくことを目標としています。
関係各位のご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
平成30年6月5日
医療法人総志会
理事長 宗像靖彦