お知らせ

原因不明の痛みや症状を抱えている方はまずはご相談ください2019.09.03


日常生活の中で、ひざや関節(節々)が痛くなることはたくさんの方が経験されています。その原因は加齢や肥満、筋肉の衰えなど様々な原因が考えられますが、中には「関節リウマチ」を発症されている方もいらっしゃいます。

ただ、こうした痛みを抱えていてもなかなか「リウマチかも」とすぐに思いつく方は少ないでしょう。

実際、リウマチ患者さんの多くは「ただの加齢のせいかも・・」「腱鞘炎かな?・・」となかなか来院に踏み出せずに受診が遅れる傾向にあります。

「関節リウマチ」と正確に診断するのは鑑別のための経験と知識が必要になります。長びく痛みなどちょっとした不安な症状がありましたらまずはお気軽に当院にご相談ください。

関節リウマチは病気が進行していけば、明らかに「リウマチ」だとわかる症状がでてきますが、そのはじまりははっきりしません。関節リウマチは「できるだけ早い治療」が関節の変形を防ぎます。難しい言葉を使えば、機能予後と生命予後を劇的に改善させることができるのです。

初期症状は「過労やストレス?」と思いがちですが自己判断せずに以下のような初期の症状が現れた時には、早めに受診ください。

□ 朝起きてしばらく関節が思うように動かない

□ 手に力が入らない

□ こわばりがあって動かない

□ 手の指の痛みと腫れ

□ 手の関節の痛みと腫れ

□ 膝や足・肩・肘などどこかの関節の痛みと腫れ

□ 朝起きた時の腰の痛み

□ 関節の脱臼

□ 関節の変形

□ 発熱

□ 疲れやすい

□ だるい

□ 食欲がない

□ 貧血が続いている

□ 指先が白くなる

関節リウマチ発症早期の自覚症状で最も多いのが「こわばり」です。
「こわばり」とは関節が思うように動かない状態で、重い物を持った時にしばらく手が曲げられなくなったり、こぶしが開かなくなったりします。さらに進行すると軟骨や骨が破壊されて、関節が脱臼したり変形したりしてしまいます。

関節リウマチは女性に多い病気です。30歳代、40歳代の女性は仕事や家事、育児などで忙しい境遇であることが想像できますが、初期症状でのできるだけ早い治療が大切です。

「我慢できる程度のこわばり」であっても、「痛み止めで対処できる程度の関節の痛み」であっても、これらの症状を経験されている方は、ためらうことなくご相談ください。

リウマチについての詳細はこちら