リウマチについて
リウマチの症状
過労やストレスと自己判断せず、初期症状でのできるだけ早い治療が大切です。
関節リウマチの初期症状は、関節の炎症にともなうこわばり、腫れ、痛み、発熱などです。さらに進行すると軟骨や骨が破壊されて、関節が脱臼したり変形したりしてしまいます。
また、日常生活において家事や仕事に影響が出てしまい、通常の生活をする上での機能障害が進んでしまいます。
関節リウマチはできるだけ早い治療により関節の変形を防ぎます。初期症状は「過労やストレス?」と思いがちですが自己判断せずに以下のような初期の症状が現れた時には、早めに受診ください。
関節リウマチの主な症状
下記のような症状がある方は当クリニックの受診をおすすめします。
関節の「こわばり」と「痛み」
関節を動かしにくいという現象を「こわばり」といいます。
関節リウマチ発症早期の自覚症状で最も多いのが「こわばり」です。「こわばり」とは関節が思うように動かない状態で、重い物を持った時にしばらく手が曲げられなくなったり、こぶしが開かなくなったりします。
関節リウマチの「痛み」は我慢できる痛みから激痛まで様々です。関節リウマチの診断には関節の「腫れ」が必須ですが、一般の方が「腫れ」を正しく見極めることは難しいと思います。関節リウマチを発症しているはずの30歳台、40歳台の方が、なぜ医療機関を受診していないのかを推測すると、症状の点からは、受診しなくとも間に合って いるという事情が考えられます。
以上からイメージしやすい関節リウマチの初発の症状は「我慢できる程度のこわばり」と、「痛み止めで対処できる程度の関節の痛み」です。
関節リウマチは女性に多い病気です。医療機関への受診機会を逃してしまっている発症直後の30歳台、40歳台の女性にとっては、「我慢できる程度のこわばり」と、「痛み止めで対処できる程度の関節の痛み」が関節リウマチの初期症状であるとは想像すらしていないのではないかと思われます。
また、この年代の女性は仕事や家事、育児などで忙しい境遇が想像できますので、その程度の症状で医療機関を受診する時間をとろうと決心することはないのではないかと思われます。
「我慢できる程度のこわばり」と、「痛み止めで対処できる程度の関節の痛み」を経験されている方は、ためらうことなくご相談ください。